【初参戦の方向け】amazarashiのライブの楽しみ方まとめ
CMやゲーム、アニメなどのタイアップ効果もあって、amazarashiの存在を知ってライブに参戦する方が多くなってきました。
しかし、参戦するにあたって「ライブの雰囲気はどんな感じだろう」「なにか暗黙のルールやマナーとかあるのかな」といった不安や疑問を抱えている人もいると思います。
そこで、今回はライブ初参戦の方を対象に、amazarashiのライブの流れや楽しみ方を個人的な視点からまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。
準備と服装
持ち物は「チケット」と「財布」の2つがあれば十分です。ライブ中に動くことは基本ないので、汗を拭くためのタオルはなくても平気です。
服装に関しては全体的に暗い色で、カジュアルな服や過去のライブTシャツを着ている人が多い印象です。
スタンディングでライブを観る場合、待ち時間も含めて最低2時間は立ち続けることになるので、「何を着ればいいか分からない」という方は、普段から着なれている服装や靴を選びましょう。
また、amazarashiメンバーの秋田さんをリスペクトして黒いハットをかぶる人もいますが、ライブが始まる前には必ず取るようにしましょう。
ライブの客層
会場によって違いがあると思いますが、amazarashiのライブに参戦する人は10代後半〜30代が多いです。
以前は20〜30代が中心でしたが、CM・ゲーム・アニメ・ドラマなどでamazarashiの露出が増えたことにより、10代のファン層が一気に伸びました。でも40〜50代くらいの方も少なくないという印象です。
男女比は半々、もしくは女性が若干多いくらい。
ちなみに「ぼっちで参戦するんですが......」と心配する声をネットでちらほら見かけますが、気にする必要は全くありません。個人的な感覚ですが、全体の半分くらいは一人でライブに来ている人たちじゃないかなと思うので。自分もぼっち参戦の経験しかありませんし。
ぼっち以外の半分は、友達同士・カップル・親子・ネットで知り合った方達などです。
入場
会場に入る際には、amazarashiのオリジナル缶バッチを全員もらうことができます。
缶バッチのデザインは毎回異なっており、会場内の物販スペース付近には歴代の缶バッチをつけたamazarashiのTシャツが掲示されています。
amazarashiのファンクラブ「APOLOGIES」の長期入会者を対象に、ファンクラブ限定のグッズをもらえることもあるので、欲しい人は早めに入会しておきましょう。
ライブの楽しみ方
amazarashiのライブは少し特殊で、ライブステージと客席の間に紗幕が張られ、そこに投影されたさまざまな映像と演奏が見事にリンクしながらライブは進んでいきます。
上のライブ映像を見ると分かりますが、amazarashiメンバーはノリノリで演奏するのに対して、観客は静かに聞き入る形で楽しむ人が多いです。
主な動きは曲の合間に拍手を送るくらいで、一般的なライブと比べて観客の動きがとても少ないことから、ネット上では「地蔵」と揶揄されることも。
一応誤解のないように言っておきますが、amazarashiのライブに動いてはいけない決まりやルールはありません。秋田さんも、インタビューなどで「ライブの楽しみ方は自由」ということをたびたび発信しています。
それにも関わらず動く人が少ないのは、耳(音楽)だけなく目(映像)を使うパフォーマンスを行なっていることや、amazarashiファンは大人しい人が多いなど、さまざまな要因が重なった結果、自然にそのような形になったのだと思います。
ちなみに、紗幕越しでもメンバーからは客席の雰囲気や反応は意外とよく見えるらしく、「今の曲は手応えがあった」というのも感じるらしいです。一方、観客も大きく動いたりはしませんが、ライブ中に心を打たれる方はとても多いのではないでしょうか。
動画を通してamazarashiのライブを見れば、なんだか少し異様な雰囲気に見えるかもしれないですが、実際のところはどこか温かく、優しい雰囲気があると自分は感じています。
海外や音楽フェスでamazarashiがライブをする場合は、いつもの客層と大きく変わるので、「地蔵」とはまた違う楽しみ方や雰囲気を味わえると思います。
ライブの曲
せっかくなので、ここで過去のライブでよく演奏されている曲をあげておきます。
- 夏を待っていました 『爆弾の作り方』収録
- スターライト 『夕日信仰ヒガシズム』収録
- 季節は次々死んでいく 『世界収束二一一六』収録
- 命にふさわしい 『地方都市のメメント・モリ』収録
他にもいろいろありますが、今回の記事とは少し趣旨が変わるので割愛します。YouTubeにMVが多くアップされているので、時間があればそちらで聴いてみてください。
また、演出の都合上で曲によっては激しい照明が使われることがあり、眼がチカチカするかもしれません。もしも気分が悪くなったり体調不良になった場合は、無理をせずに会場の端に移動して休憩するか、スタッフや近くの方に助けを求めましょう。
ライブのMC
曲の演奏前に口上として詩を語ることは幾度かありますが、MCらしいMCは基本1〜2回くらいで頻度は少なく、言葉数もあまり多くはないです。
秋田さん自身が話すことが得意でなかったり、曲に集中してほしいという想いもあってのことだと思いますが、そのような背景からMCは結構貴重な瞬間でもあります。
ちなみに秋田さんは青森県出身で、その土地の訛りもあって自分のことを「わい」といいます。過去にMCの最中に話したいことが飛んでしまって、会場が温かい笑いに包まれたことがありましたが、基本的には感謝の言葉を述べたものが多いですね。
ライブのアンコール
最後の曲が終わればアンコールをするのが一般的なライブの流れですが、amazarashiの場合は最後の曲が終わった途端に会場全体が暗転します。
そして、紗幕にamazarashiのロゴだけが映り出され、過去にリリースした曲か新曲の音源がフルで流れます。
それが終わると会場が明るくなり、出入り口の扉が開いて退場です。過去にデビュー5周年を記念したライブではアンコールが起きたそうですが、基本的にはアンコールはあまり期待しない方がいいかもしれません。
退場
amazarashiのライブは平均で約18曲ほど演奏されます。時間にすると大体2時間いかないくらい。
ライブ後に紗幕に映し出されたamazarashiのロゴをスマホで撮影する人をよく見かけますが、基本的に会場内は撮影禁止なので、そのような行為は避けましょう。
会場を出ると、今回のライブのセットリストが書かれたポスターが貼り出されており、どの曲がどの順番で、どのアルバムに収録されているかが記載されています。
ポスターは自由に撮影可能なので、ライブの振り返りをするためにもぜひ撮影しておきましょう。ただし、ポスター付近は多くの人で混雑するので注意してください。
また、近くでCDの販売も行なっているので、気になる曲があればその場で購入することもできます。
まとめ
amazarashiのライブは静かに楽しむ人が多いと聞いて、「そんなライブのどこが楽しいの?」 と思う人が中にはいるかもしれません。
しかし、amazarashiが作り出す独特の世界観と、演奏の迫力と熱量には圧倒されるものがあります。特に、amazarashiは歌詞や曲に込める想いが強く、必然的に演奏や声に力が入ます。ライブ中には感動して泣いてしまう人も多く、自分も涙したことが何度もあるのですが、amazarashiのライブはそれほどまでに心に強く響いてくるんですよね。
また、曲に合わせて映像が流れるので視覚的に楽しむこともでき、バンドメンバー全体の絆や一体感も感じることができます。何よりも、匿名性の高いamazarashiのメンバーが近くにいて、同じようにamazarashiを好きな人が大勢いて、メンバーと観客で同じ時間に同じ音楽を共有して楽しむことができるのは、ライブならではの醍醐味ではないでしょうか。
amazarashiのライブに初参戦する方や、参戦を考えている方にこの記事が参考になれば幸いです。