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amazarashiについて自由に書き綴る趣味ブログ

ライブで『多数決』の演奏中に挙手する人の是非を問う

 

amazarashiの『多数決』という曲を知っているだろうか。

 

フルアルバム『世界収束二一一六』に収録されている曲なのだが、実はこの曲はamazarashiのライブにちょっとした革命を起こした曲なのだ。

 

 

 

『多数決』の1番サビ、2番サビ、ラストサビには毎回このようなフレーズが入っている。 

 

この部屋は世界の隅で
機会を今かと、窺うには丁度いいかもしれない
賛成か 反対か 是非を問う 挙手を願う

 

この街は忘れ去られた
良からぬ事を企てるには丁度いいかもしれない
賛成か 反対か 是非を問う 挙手を願う

 

この世界は壊れすぎた
白紙から描き直すには丁度いいかもしれない
賛成か 反対か 是非を問う 挙手を願う

Uta-Net「多数決」より引用

 

自分の意見を求められて少しドキッとする歌詞でもあるが、『多数決』という曲名の通り、曲中には挙手を求められる場面がある。それも3回。

 

しかし、以前ブログにも書いた通り、amazarashiのファンは「地蔵」と揶揄されるくらいにライブ中は微動だにしない。動いてはいけない決まりなどないが、現状は静かに楽しむ人が圧倒的多数だ。

 

 

 

しかし、ライブで『多数決』が演奏される時だけは違う。

 

挙手を求められるフレーズが歌われる際に、一部のファンだけだが手を挙げる人が出てきたのだ。「地蔵」が動いた瞬間である。

 

指定席で座って観る場合は挙手する人は少ないと思うが、スタンディングだと手を挙げる人をちらほら見かける。特に、大阪会場は他の会場と比べて挙手する人が多いようだ。 

 

しかし、挙手することに対してあまり快く思わない人も一定数存在する。某大手掲示板に、「手を挙げて自己主張してる人キモい」「他の曲はノーリアクションなのに『多数決』の時だけ手を挙げる人がいてすごいモヤモヤするという意見が書き込まれた時期が過去にあった。

 

もちろん、「楽しみ方は自由だろ」と主張する人の意見も中にはあったが、このように『多数決』という曲は、amazarashiのライブの楽しみ方を少し変えただけでなく、その変化について議論を巻き起こした曲でもある。

 

一般的なバンドのライブであれば、手を挙げて楽しむことはいたって当たり前のことだが、amazarashiの場合はその行為が物議を醸すことになるから面白い。

 

個人的には、挙手する人を見ると「メンタルの強い人だな」と思うと同時に、「ライブをすごく楽しんでいる人だな」と感じる。静かにライブを楽しんでいる人が大勢いる中で、手を挙げることができるのはなかなか容易ではないと思う。心の中でその人に拍手を送りたいくらいだ。

 

amazarashiのギターボーカルである秋田さんは、「ライブの楽しみ方は自由」ということをインタビューなどでたびたび発信しているが、amazarashiのライブ中に挙手することについてあなたはどう思うだろうか? 

 

追記 

 

ライブツアー『地方都市のメメント・モリ』の大阪公演で盛り上がっている様子が公式Twitterにアップされた。やはり大阪公演は他の会場よりも熱量が多い様子。

 

公式ファンクラブ『APOLOGIES』のスタッフ日記にも同じような写真が掲載されたので、少なくとも運営側は手を挙げて盛り上がることを歓迎しているようだ。

 

世界収束二一一六

世界収束二一一六