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amazarashiについて自由に書き綴る趣味ブログ

10代の人にオススメのamazarashiの曲10選

 

アニメのタイアップやCM効果のおかげで、20〜30代だけでなく、学生や若い層のamazarashiファンが一気に増えたように思う。そこで、今回は個人的に10代の人にぜひ聴いてほしいオススメの曲を10曲選んでみた。

 

自分もそうだったが、10代の頃はさまざまな出来事に対して非常に敏感で傷つきやすく、自己が確立できていないゆえに人から影響を受けやすかったり、自分を見失ってしまうことがあると思う。

 

人間関係、恋愛、進路、就職、他人との比較、アイデンティティ、自分の居場所......。

 

他にも多くの悩みや不安を抱えている難しい時期だと思うが、それらの悩みに対して何かヒントや気づきを得られるであろう曲を選んだつもりだ。また、これらの曲は自分が10代の時に聴いておきたかった曲でもある。

   

 

14歳

楽しくないけど笑ってみた それでも僕等空っぽだから 今すぐ何かを始めなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う

引用:14歳 - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット

 フルアルバム『千年幸福論』収録。空っぽな心を満たすために何度も歌われる「好きな歌を歌う」というフレーズを聴いて、その真っ直ぐな姿勢に背中を押された人は多いと思う。曲名を『14歳』にしたのは、歌うことの瑞々しい初期衝動を表すためとのこと。ちなみに全ての作詞・作曲を務めるギターボーカルの秋田さんが実際にバンドを始めたのは14歳である。

14歳

14歳

 

 

 

爆弾の作り方

許されない僕等が 許されるための手段 傷つきやすい僕等が 身を守るための方法 僕は歌で 君はなにで? 僕は歌で 君はなにで?

引用:爆弾の作り方 - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット

ミニアルバム『爆弾の作り方』収録。曲名から物騒なイメージを抱くかもしれないが、あくまでも爆弾という言葉は比喩表現であり、「世界と戦うための武器」「自分の身を守るための防具」「自分を自分たらしめるアイデンティティとしての意味合いを含んでいる。秋田さんにとってはそれが歌であり、「君はなにで?」と問われて自分の武器は何かを考えた人は多いのではないだろうか。

爆弾の作り方

爆弾の作り方

 

 

 

空っぽの空に潰される

弱音を吐いたら楽になるか 泣くだけ泣いたら楽になるか 死にたいと言えば気持ちいいか そこから踏み出したくはないか どっかに忘れ物をしたよ 教室か母のお腹の中 恒久的な欠落を 愛してこその幸福だ

引用:空っぽの空に潰される - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット

フルアルバム『千年幸福論』収録。東日本大震災が発生した2011年にリリースされたものであり、「幸福」というテーマを歌った曲でもある。「結局人間ってのは 一つや二つの欠落はある/恒久的な欠落を愛してこその幸福だ」という歌詞が個人的に非常に好きで、自分の欠点や失敗ばかりに目を向けていた若い頃の自分に早く聴かせてあげたかった。 

空っぽの空に潰される

空っぽの空に潰される

 

 

 

ジュブナイル

君が君を嫌いな理由を 背負った君のまま 成し遂げなくちゃ駄目だ 僕は讃える君達のジュブナイル 向こう見ずだっていい 物語は始まったばかりだ

引用:ジュブナイル - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット

 ミニアルバム『ねえママ あなたの言うとおり』 収録。曲名である『ジュブナイル』とは「少年少女」という意味であり、夢や理想に向けて苦しみながらも進もうとする若者への応援歌となっている。リスナーに向けた曲ではあるが、応援歌という形を借りて、秋田さん自身が過去を顧みて自分を奮い立たせるための曲でもある。 

ジュブナイル

ジュブナイル

 

 

  

あんたへ

はやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 そうだろう 今辛いのは 戦ってるから 逃げないから そんな あんたを 責めることができる奴なんてどこにも いないんだぜ

引用:あんたへ - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット 

ミニアルバム『あんたへ』収録。デビュー前に作られた古い曲であり、バイトをしながら音楽をやっていて、なかなか報われない自分を励ますために作った曲とのこと。そのため、もともとは自身に向けて歌った曲だったが、デビューしてamazarashiが成長したことで、今では外に向けて歌うストレートなメッセージソングとなっている。

あんたへ

あんたへ

 

  

 

もう一度

もう一度 もう一度 駄目な僕が 駄目な魂を 駄目なりに燃やして描く未来が 本当に駄目な訳ないよ もう一度 もう一度 僕達を脅かした昨日に ふざけんなって文句言う為に 僕は立ち上がるんだ もう一度

引用:もう一度 - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット

 フルアルバム『夕日信仰ヒガシズム』収録。amazarashiというバンドとしての原点回帰や出発点を歌った歌。夢や目標に向かってもがいていたり、苦しんでいる時にぜひとも聴きたい曲である。個人的には「諦めるな」とか「君ならできる」とかそのように歌っている曲よりも、こちらの方がよほど共感できてもう一度立ち上がろうという気持ちになる。

もう一度

もう一度

 

 

 

フィロソフィー

死ぬ気で頑張れ 死なない為に 言い過ぎだって言うな もはや現実は過酷だ なりそこなった自分と 理想の成れの果てで 実現したこの自分を捨てる事なかれ

引用:フィロソフィー - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット

 フルアルバム『地方都市のメメント・モリ』収録。コーヒーのテレビCMソングに起用されたことから、社会人の応援歌としての側面が強いが、基本的には自分の辛かったことや苦しかったことからどう自分を肯定していくかという自分肯定哲学を歌った曲である。MVにはネットの情報で大量に溢れたスクリーンを背景に、一人の女性が悩みながら自分自身の答えを見出すべく走る姿が描かれている。

フィロソフィー

フィロソフィー

 

 

 

名前

君の名札に書いてある もしくは名刺に書いてある もしくはカルテにかいてある ひそひそ影で呼ばれてる 肩書き 陰口 あだ名とか 全くもって僕は嫌い ひとまず話をしようか それで全部分かるさ

引用:名前 - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット

 シングル『スピードと摩擦』収録。周りから一方的に貼られるレッテルや、さまざまな名前で括られることによる窮屈さや憤りを歌った曲。全部知っているかのように自分のことを決めつけられて傷ついてはいないか、逆に相手のことを一方的に決めつけて傷つけてはいないか。多くの人に共通するテーマだと思うが、秋田さん自身も名前や肩書きで悩んだ時期があったからこそ、この曲が生まれたそうだ。 

名前

名前

 

 

 

月曜日

普通にも当たり前にもなれなかった僕らは せめて特別な人間になりたかった 特別な人間にもなれなかった僕らは せめて認め合う人間が必要だった

引用:月曜日 - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット 

 配信限定リリース曲。漫画『月曜日の友達』の主題歌。周りと合わせることができず、自分の居場所がなくて月曜日が憂鬱だと感じる人はもしかしたら少なくないのかもしれない。この曲はそんな自分と周りとの関係、そこで出会った似た者同士の友達との特別な関係を描いている。漫画を読めばより深く内容を楽しむことができるため、まだ読んだことはない人はぜひともそちらもオススメしたい。 

月曜日

月曜日

 

 

 

未来づくり

今までのことなんて帳消しにしたいんだけれど 今日までの失敗なんて破り捨ててしまいたいけれど こんな僕だからこそ あなたが好きになってくれたって言うなら もういいよ もういいよ それだけでもういいよ

引用:未来づくり - amazarashi - 歌詞 : 歌ネット

 フルアルバム『千年幸福論』収録。デビュー前に作られた古い曲であり、amazarashiのラブソングといえばこの曲と言っても過言でないだろう。人の優しさや温かさに触れたことで、徐々に自分の心が開いていく様を描いている。怒り・恨み・悲しみという負の感情を抱きやすい時期だからこそ、それらを少しでも浄化させるためにこの曲はどうしても紹介したかった。

未来づくり

未来づくり

 

 

 

選曲について

「10代の人にオススメの曲」としてamazarashiの曲を紹介してきたが、新しい曲が発表されたり、この曲の方がふさわしいと思うものがあれば、曲のリストはどんどんアップデートしていく予定である。

 

中には「この曲が入っていないのはおかしい!」という意見があるかもしれない。もしもこれらの曲の他にオススメの曲があれば、ぜひコメントを残していただければ非常に嬉しい。

 

また、amazarashiのストーリー調の曲をまとめたものを以前ブログであげたので、ぜひこちらにも目を通していただければと思う。