【完全版】amazarashiの新グッズ「101 Wearable Lyrics」の歌詞まとめ
2018年11月10日(土)に都内某所でamazarashiのシークレットゲリラショップが1日限定でオープンします。
販売グッズの中には、秋田さんがセレクトした101曲のテンプレート逸脱歌詞を背面にデザインした限定Tシャツ「101 Wearable Lyrics」というのがあるのですが、こちら価格が¥7,000です。
1点物のアイテムなので、大量生産できないゆえに価格が高くなるのは分かりますが、Tシャツ1枚の価格と考えるとやはりお手頃とはいえないですよね。
しかも、プリントされている歌詞は101種類ある上に、1人1枚までの購入規制があるので、どれを買おうか慎重になる方も多いと思います。
そこで、公式HP・Twitter・ニュースサイトなどから情報を得て、秋田さんがどのような歌詞をセレクトされたのかまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
※多くの人から情報提供していただき、無事に101曲分の歌詞を集めることができました。ご協力いただきありがとうございました!
0.6(2010年)
- 神様なんてとうの昔に阿佐ヶ谷のボロアパートで首吊った(光、再考)
- 夕焼け空が綺麗だから つじつま合わせに生まれた僕等(つじつま合わせに生まれた僕等)
- 夢がぶら下がる最果ての絞首台(ムカデ)
- 望んだように生きられないなら 死んでんのと同じだ(少年少女)
- これを幸福とは思いませんが かといって不幸とも思いません(初雪)
爆弾の作り方(2010年)
- もしも今日があの日の続きなら 僕らの冒険を続けなくちゃ(夏を待っていました)
- 褒めてくれる人はもう居ない 増える絵にもう名前などない(無題)
- 純粋でいることの代償は つまり居場所が無いって事だ(爆弾の作り方)
- 変わらない町並み ふきだした二人 変わっていたのは僕等だけですね(隅田川)
- 愛に飢えて 金に飢えて 神様に飢えて 盗みを働くのは悪だと誰が言えるのだろう(カルマ)
ワンルーム叙事詩(2010年)
- 正解でも 間違いでも それが分かるのはどうせ未来 今は走るだけ(奇跡)
- どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女(クリスマス)
- 錆びたフェンスが路上に朽ちて この街の裂傷跡みたい(ポルノ映画の看板の下で)
- 僕らの溜息が礫になって校庭に落下する瞬間を見たい(ポエジー)
- そいつを僕に売ってくれよ 笑える心を売ってくれよ(ワンルーム叙事詩)
- あなたの居ない世界は 寒くて嫌いだな(真っ白な世界)
アノミー(2011年)
- プラスチックの天の川が 汚染ゆえに遊泳禁止(アノミー)
- 僕等の旅を「青春」なんて 名づけて過去にすんな(さくら)
- どこへ行こうが花である 迷いにだけ咲く 花である(理想の花)
- 午前三時の静寂は僕の相棒だ(ピアノ泥棒)
- 浮浪者が口ずさむ名も無き歌は 不穏な流れ弾みたいに(おもろうてやがて悲しき東口)
- 希望 誹謗 理想 自嘲 戦ってる相手は 疑う心だ(この街で生きている)
千年幸福論(2011年)
- 一番正しい奴を疑え 自分自身をまず疑え(デスゲーム)
- 昔の自分に嫉妬するな そいつが君の仮想敵だ(空っぽの空に潰される)
- この世界に不必要なのは人類だって話もある(古いSF映画)
- 渋谷の果てに地平線 渡り鳥が飛んでいる(渋谷の果てに地平線)
- 見えない物だから 見失っても当たり前(夜の歌)
- 「死に損なった」って言うより 「生き損なった」ってのが正しい(逃避行)
- 僕らが抱いてる貴いものに 本当にすがる価値はあるのでしょうか(千年幸福論)
- 無用な涙はくれてやれ 去るものにだけくれてやれ(遺書)
- この世界に嘘しかないなら こんなに楽な事はないよな(美しき思い出)
- 「人に嫌われたくなかった」そんな名前のポスターで部屋は真っ暗(14歳)
- 思えば僕はずっと逃げていた 愛するのも愛されるのも 向き合う事は怖いからな(未来づくり)
ラブソング(2012年)
- 愛されるだとか 愛するんだとか それ以前に僕ら 愛を買わなくちゃ(ラブソング)
- 時代の愛の価値移ろい 未来永久に過ぎ去る理(ナガルナガル)
- 僕達の名も無き悲しみは 今こそ讃えて然るべきだ(ナモナキヒト)
- 走り出す刹那 放つ火花が「今」なんだ(ハレルヤ)
- 僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う(アイスクリーム)
- この世はきっと美しい ゴミ溜めだって美しい(アポロジー)
- 生活の為には背に腹変えられず 安らぎを売るには それは安すぎる(ハルルソラ)
ねえママ あなたの言うとおり(2013年)
- 夢とか希望とか未来は 今の僕にとっては脅しだ(風に流離い)
- 未だ枯れない表現欲と 無謀さを武器に駆ける浮世(ジュブナイル)
- やがて捨て行く胸中の 感傷だけで暖をとる(春待ち)
- 世界はあるがまま美しいと それ等は全くの詭弁であると(性善説)
- 僕らの自由とは心療内科で 僕らの自由とは承認欲求で(ミサイル)
- 夜を盗む。のたうち回る僕の輪郭を切り落として盗む。(僕は盗む)
- 完璧な人にはなれないけれど 完璧な人生(パーフェクトライフ)
あんたへ(2013年)
- 不確かさは自身の背丈をこえて もはや死神の類いだ(まえがき)
- 必死に生きるのは得てして無様だから 人に笑われても気にすんな(あんたへ)
- 入り口のワゴンセールは まるで商業音楽の墓場(匿名希望)
- 人は喪失を許容できる生き物だ だが逃げ出した僕はその限りではない(冷凍睡眠)
- 綺麗な物が欲しくて 奪い合ってる人 綺麗な物を無くして 美しく泣いてる人(ドブネズミ)
- 裏切られた事に胸をはるんだ 信じようとした証拠なんだ 疑った分だけ損したんだ(終わりで始まり)
- 東京 東京 どうか僕だけを選んでくれないか(あとがき)
夕日信仰ヒガシズム(2014年)
- 憎しみあってばっか 血の気の多い平和主義ばっか(ヒガシズム)
- いつか全てが上手くいくなら 涙は通り過ぎる駅だ(スターライト)
- 敗北 挫折 絶望がラスボスじゃねえ(もう一度)
- 思索に煩悩 日付を通せんぼ 古い文庫本と思想のディベート(夜の一部始終)
- 「絶望を連れてくるのは希望」(穴を掘っている)
- がむしゃらに駆けた無謀な日々を 懐かしむだけの飾りにするな(雨男)
- 恨み辛みも嫉妬も賛美も 全弾こめて、悲観蜂の巣だ(後期衝動)
- ポリ袋の夜明けは半ば難破船 社会生活の規律に座礁する(ヨクト)
- 残りわずか数人の馬鹿が傷を舐め合い 気付けば一番馬鹿な僕が一人(街の灯を結ぶ)
- ガキみたいって言われた 無謀だって言われた それなら僕も捨てたもんじゃないよな(ひろ)
季節は次々死んでいく(2015年)
- 生き急げぼくら 灯る火はせつな 生きる意味などは後からつく(季節は次々死んでいく)
- 抱きしめられたくて 嘘ついたあの日を 今でもずっと悔やんでる(自虐家のアリー)
スピードと摩擦(2015年)
- 砂場に子供らの神話体系 その一粒ごと神は宿って(スピードと摩擦)
- 「誰だお前は」と言われたって お前が先に名乗れよ(名前)
世界収束二一一六(2016年)
- 流れる都市の景色があまりにもきらびやかで 相対的に僕らの幸福は萎縮して(タクシードライバー)
- 昨日の価値は今日の無価値(多数決)
- 脅されてるぞ銃器で 後になれば分かる今が分岐点(分岐)
- 価値のない物に価値を付け 価値観とうそぶくものに 支払いの義理はない(百年経ったら)
- 振り向くな後ろには花も咲かねぇ 人生は美しい(ライフイズビューティフル)
- 「後悔はない」という後悔を 引きずり重い足を歩かせる(吐きそうだ)
- フラッシュバックで言葉を書く マッチポンプな自傷行為(しらふ)
- 手にする喜びと 失う悲しみ 天秤にかけるのは 馬鹿げたことです(エンディングテーマ)
- 逃れられぬ命を 逃げるように生きてよ(花は誰かの死体に咲く)
虚無病(2016年)
- 死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きる事に真面目すぎるから(僕が死のうと思ったのは)
- 天の川は星々の葬列(星々の葬列)
- 金品目的の窃盗犯は 私の書いた詩の一行だって盗めやしない(明日には大人になる君へ)
- 患って列をなせ、弱きブレーメン 人間反対の姿勢を声高に表明(虚無病)
- テレビの向こうの多数の犠牲者には祈るのに この電車を止めた自殺者には舌打ちか(メーデーメーデー)
命にふさわしい(2017年)
- その汚れた顔こそ 命にふさわしい(命にふさわしい)
- 幽霊 夕暮れ 留守電 がらんどうの部屋(幽霊)
- 後悔ですら慈しむ 去り行けば痛みすら愛おしい(数え歌)
メッセージボトル(2017年)
- 笑われたっていいよ 人生は喜劇の 一幕の様なもんだろ(ヒーロー)
空に歌えば(2017年)
- 必然 必然 なるべくしてなる未来だ それ故、足掻け(空に歌えば)
- 自由を振りかざした僕は 発砲された自由に殺される(月光、街を焼く)
- 喜と楽だけで笑って生きていて それはきっと贅沢な事じゃない(たられば)
地方都市のメメント・モリ(2017年)
- 歌うなと言われた歌を歌う 話すなと言われた言葉を叫ぶ(ワードプロセッサー)
- 世界ざまあみろ 空洞空洞(空洞空洞)
- 理想の成れの果てで 実現したこの自分を捨てる事なかれ(フィロソフィー)
- 退屈も悪くないって言葉は 退屈以外を知ってはじめて言えるんだ(水槽)
- でかい夢ほど僕らを汚す 例えば作業服のペンキ跡 ロマンチストはいつも泥まみれ(ハルキオンザロード)
- 夢を終えた奴らに耳を貸すな(悲しみ一つも残さないで)
- 理想、現実 そのずれを 埋めるための仮初の夢想(バケモノ)
- 一つを選ぶという事は 一つを捨てるという事だ(リタ)
- 過去 未来 ぼくら対せかい(ぼくら対せかい)
月曜日(2018年)
- 嫌なこと嫌って言うの そんなに自分勝手かな(月曜日)
リビングデッド(2018年)
- 永遠なんてないくせに 永遠なんて言葉を作って 無常さにむせび泣く我ら(リビングデッド)
- 僕は時間を言葉で測る 千文字過去は捨てて行く(月が綺麗)
朗読演奏実験空間 新言語秩序(2019年)
- 私の痛みは君の失望にこそ芽吹く(独白)
「101 Wearable Lyrics」未収録曲
- よだかの星
- 夏、消息不明
- コンビニ傘
- 冬が来る前に
- セビロニハナ
- カラス
- 祈り
- 生活感
- それはまた別のお話
- 或る輝き
- 風邪
- 収束